京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター

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研究報告

祇園囃子の源流に関する研究
日本伝統音楽研究センター研究報告3

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田井竜一編

京都の祇園祭りは、山鉾巡行に代表されるように、日本における山・鉾・屋台を主役に仕立て上げた祭りの発祥です。したがってそこではやされる囃子、即ち「祇園囃子」の成り立ちを考察していくことが、日本の山・鉾・屋台の祭りの囃子が、どのように展開していったかを考えることになります。

一方、祇園祭り自体は長い歴史をもっていますが、現行の祇園囃子は近世初期に成立したに過ぎず、それより以前は多様な「祇園囃子」が存在していました。本書はこうした観点に立ち、「祇園囃子」の源流を探ろうとしたものです。

本書の前半では、共同研究で議論された、「風流拍子物」、「羯鼓(かっこ)稚児舞」、「シャギリ」という3つの論点から祇園囃子の原点に迫り、最後に、「祇園囃子」の成立と展開に関しての仮説を提示しています。

後半には、それに関連した論文「山鉾を囃す稚児舞」、「羯鼓稚児舞・獅子舞・しゃぎりにみる旋律及び拍節構造」を掲載しています。 いずれも、祇園囃子の源流に迫るもので、祇園祭りの源流を「囃子」から探った書物として一読の価値があるといえます。

目次

〇祇園囃子の源流 ――― 田井竜一
  • 一 風流拍子物としての「祇園囃子」
  • 二 羯鼓稚児舞の囃子としての「祇園囃子」
  • 三 シャギリの諸相
  • 四 「祇園囃子」の成立・展開に関する仮説の提示
〇山鉾を囃す稚児舞 ――― 植木行宣
  • 一 山鉾と稚児舞
  • 二 山鉾にかかわる稚児舞の伝承
  • 三 山鉾の芸能と獅子舞
  • 四 結びにかえて
〇羯鼓稚児舞・獅子舞・しゃぎりにみる旋律および拍節構造 ――― 樋口 昭
  • 一 拍子物の展開
  • 二 しゃぎりの諸相
  • 三 羯鼓稚児舞の音楽的形態
  • 四 羯鼓稚児舞に用いる楽器
  • 五 羯鼓稚児舞、獅子の音楽形式
  • 六 羯鼓稚児舞と獅子の音楽上の特質
〇文献資料一覧
〇音響資料・映像資料一覧
〇あとがき

閲覧・入手方法

当センター閲覧室や、各地の図書館・研究機関にて閲覧いただけます。また、頒価600円にて有償頒布しています。
詳しくは出版物の閲覧および入手の方法のページをご覧下さい。

発行年月日:
2008/12/10
定価:
税込 ¥600
体裁:
A5縦書き 144pp.
在庫:
編集・発行所:
京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター
公開:2009年01月05日  最終更新:2018年04月06日

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